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横浜・瀬谷駅「時をとめるベーカリー」開店!50店500種類のおいしい冷凍パンが勢ぞろい

冷凍パン専門店「時をとめるベーカリー」

横浜・相鉄線瀬谷駅「時をとめるベーカリー」が2021年9月1日にオープン。横浜や東京のベーカリー約50店500種類の冷凍パンが並ぶ、冷凍パン専門店です。「冷凍パン」とあなどるなかれ! レンジでチンするだけでホントにおいしく解凍できる「画期的な冷凍パン」なのです。

※追記:2022年1月28日に閉店

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「時をとめるベーカリー」について

時をとめるベーカリー 店内

「時をとめるベーカリー」は、液体凍結技術を採用し、新鮮さと風味を損なうことなく数多くのパンを楽しめる新しい業態のベーカリーショップです。

お店の場所は、相鉄線 瀬谷駅改札横(改札外)横浜市、神奈川県、東京都を中心としたパン屋さんが焼いたパンを焼き上げた当日に瞬間冷凍し、冷凍状態で販売します。

その数、なんと、約50店舗500種類超

時をとめるベーカリー 商品

運営するのは、株式会社ハットコネクトという横浜の企業。数多くのまちのパン屋さんからパンを仕入れ、パンのセレクトショップ業態(KANAGAWA BAKERs’ DOCK 横浜高島屋、SORTE 目黒店、SORTE 自由が丘店)を運営しています。

 

まちのパン屋さんが抱える問題を「冷凍パン」で解決したい

ハットコネクト中島 慶社長

パンのセレクトショップ業態の運営のなかで、ベーカリーが抱える大きな課題として「フードロスの削減」「労働時間の改善」があると感じた、とハットコネクトの中島 慶社長(上画像)は言います。

パンは一般的に消費期限の短い生鮮食品であり、当日もしくは翌日に廃棄となる商品が発生してしまいます。

消費期限の短さを解決しつつも、風味を落とさずに高い品質のパンを提供するためには「冷凍」という手段が最適。しかし、従来の冷凍方法では、焼き立てパンの品質維持は難しいという課題がありました。

脱気(=空気を抜く)工程

そんな中で出会ったのが、株式会社テクニカンの液体急速凍結機「凍眠(トウミン)」。水分量を保持する袋でパックしたパンを-30℃の液体(アルコール)で冷凍する手法により、パンの風味を損うことなく、衛生的に短時間で瞬間冷凍することが可能になりました。賞味期限は2ヵ月半。

液体急速凍結機「凍眠」

ハットコネクトの強みであるパンのセレクトショップの集荷物流を応用することで、パン店から常温状態で短時間でパンを回収し、店舗内工場でパック詰めして脱気(=空気を抜く)・加工・液体凍結を行い、店舗内の冷凍庫にすぐに陳列するという「冷凍パン専門店」が誕生したというわけです。

 

レンジでチンするだけでおいしいパンが食べられる!

電子レンジで40~50秒温めるだけ

「時をとめるベーカリー」の冷凍パンの解凍は、電子レンジで温めるだけ。メロンパンやベーコンエピ、クロワッサンなどを試食させてもらいましたが、冷凍パンを解凍したとは思えないほどおいしいです。

冷凍パンの解凍方法

冷凍メロンパンの解凍

惣菜パンは、袋から出してお皿にのせて、レンジ(500W)で40~50秒温めるのが目安。パンが大きめだったり、具材が入っていたりするものは、様子をみながら2分~2分半調理します。

ベーコンエピ

食パンやクロワッサンなどはお好みで、温めておいたオーブントースターで少し焼くとサクッと香ばしく仕上がります。メロンパンもレンジで40~50秒ほどチンするだけで、焼き立てのよう。

クロワッサン

クロワッサン

なんと、チョココロネやクリームパン、生クリームあんぱんなども冷凍状態で販売されていてビックリ。クリームの入った菓子パンは、常温での自然解凍が適しているようです。

ボンヴィボン「生クリームあんぱん(2個、税込388円)」

「ボンヴィボン」で人気の生クリームあんぱんも冷凍状態で販売されているとは…(驚)! 脱気の際にパンをつぶさないよう、7割ほどを目安に空気を抜くのがポイントなのだとか。

常温で30分ほど置いておくだけ▲解凍は袋に入れたまま常温で30分ほど置いておくだけ

ボンヴィボン 生クリームあんぱん▲ホントにホントにおいしかったです

 「包装が簡素で、解凍に手間も時間もかからず、なおかつ『おいしい』と思っていただけることが大事です」と、中島社長。

サンドイッチなど生野菜を使ったパンを除き、ほとんどのパンが冷凍できるそうです。ただし、再解凍すると品質が保障できませんので、ご注意ください。

トッピングされたナスも色鮮やかなまま

トッピングされたナスも色鮮やかなまま

冷凍パンとは思えないほどのおいしさです

パサつきもまったくなく、冷凍パンとは思えないほどのクオリティです

フリースペース
▲ 店内奥にはフリースペースがあり、備え付けのレンジやトースターで解凍したパンを食べることができます(ドリンクの販売はありません)

 

なんと価格は通常販売のパンと同じ!

時をとめるベーカリー 価格

「時をとめるベーカリー」に並ぶ冷凍パンは、冷凍のための手間やコストがかかっているのに、通常の価格と同じなんです!

予測を立てて売れ残る前に回収し、「廃棄ロス」となる運命だったかもしれないパンに再び販売のチャンスを与える、という考えのもと、冷凍パンも通常と同じ価格で販売しています。

人気のル・ミトロン(神奈川区)、ベッカライ徳太郎(都筑区)、ボンヴィボン(青葉区)、モン・ペシェ・ミニョン(神奈川県鎌倉市)、ブルディガラ(東京都港区)、ブーランジェリーオハナ(東京都世田谷区)、ブリコラージュブレッドアンドカンパニー(東京都港区)、馬場FLAT(東京都豊島区)など、常時約50店舗の冷凍パンが並び、まるでパン店を集めたイベントを常時行っているよう。ぜひ、保冷バッグを持ってバラエティ豊かなパン屋さんにパンの食べ比べを楽しんでください。

時をとめるベーカリー 外観

時をとめるベーカリー 瀬谷店 概要 ※2022年1月28日に閉店しました

住所:相鉄線 瀬谷駅 2階(改札外、横浜市瀬谷区瀬谷4-1−1)

営業時間:10:00~21:00

定休日:なし

URL:https://www.tokitoma-bakery.jp/

 

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