横浜・象の鼻テラスで9月24日に開催された「久住昌之 & The SCREENTONES 孤独のグルメライブ-横浜編-」へ。TVドラマ『孤独のグルメ』の楽曲演奏と撮影秘話のトークショーを堪能してきました。
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TVドラマ『孤独のグルメ』の楽曲を手掛ける「The SCREENTONES」
「The SCREENTONES(ザ・スクリーントーンズ)」は、TVドラマ『孤独のグルメ』の原作者・久住昌之さんを中心にドラマの楽曲を手掛けている音楽制作集団。タイトルバックに流れるテーマ曲をはじめ、同ドラマを盛り上げる劇伴を300曲以上も制作したのだとか。
当日は、『孤独のグルメ』に登場する楽曲のバンド演奏と久住さんのトークショーが行われました。3年に一度のオールジャンルの音楽フェスティバル「横浜音祭り2022」の一環ということで、こんな内容盛りだくさんのイベントが無料で楽しめるとはうれしい限り。16:20ごろに会場に到着し、観覧席に座ることができました。
トークショーでは『孤独のグルメ』の撮影秘話を披露
第1部は久住さんのトークショーが繰り広げられました。『孤独のグルメ』の撮影秘話では、制作陣がていねいに撮影している様子を写真付きで紹介。「ゴローさんが歩くシーンなどではカメラ用のレールを敷き、場面が変わるごとに急いでバラして敷き直すんですよ」とちょっとしたシーンにも時間と手間をかけていることを明かしました。
また、ドラマのファンがロケ地の店へ訪れて、ゴローさんと同じ順番でオーダーするのが定番となっていることから、ゴローさんが食べたメニューを少しずつ組み合わせた「ゴローさんセット」を提供している店もあることを紹介。
こほのか、メニューが「焼きそば(大、並、少)」しかないお店が宇都宮にあり、「麺とキャベツとソースだけなのに、とてもおいしいんです。ドラマに出て欲しいと推薦しましたが、(お店に)断られました…」というエピソードを披露しました。久住さんの軽妙なトークで30分があっという間でした。
『孤独のグルメ Season10』のテーマ曲を初演奏
第2部は久住昌之 & The SCREENTONESのライブ。登場するなり、『孤独のグルメ』Season1~9のテーマ曲をメドレーで演奏。圧倒的な演奏力に大きな拍手が沸き起こります。
その後は、ドラマを観ている方にはおなじみの劇伴を中心に、NHK「おかあさんといっしょ」のために制作した『おもちゃのブルース』を「ホントは歌のお姉さんとお兄さんが歌うんだけど…、今日は歌のおじさん? おじいさん?が歌います」と久住さんが熱唱。久住さんのソロ曲『Music&Manga』『自由の筈』の歌詞にもグッときました。
「漫画と音楽、どちらが本業なの?とよく聞かれますが…、どっちも本業です!」(久住さん)
アンコールでは、Season9に再登場した横浜・白楽「キッチン友」を思い浮かべて作ったという静かな楽曲を披露。「そのシーンで使われたどうかはわかりませんけど」と、笑いを誘う久住さん。
10月下旬に『孤独のグルメSeason9』オリジナルサウンドトラックが発売されることを宣伝。ジャケットは『孤独のグルメ 2021 大晦日スペシャル~激走!絶景絶品・年忘れロードムービー~』でゴローさんが送り届けたクルマ・MINIがモチーフ。マンガ『孤独のグルメ』の作画・谷口ジローさんのアシスタントで背景を担当した方がイラストを手掛けたそうです。
「初めて演奏します。30秒しかありませんが(笑)」とSeason10のテーマ曲も飛び出し、会場は拍手また拍手で大いに盛り上がりました。
10月7日からスタートする『孤独のグルメSeason10』も楽しみです。
▼11月6日までの期間中、横浜市がオールジャンルの音楽であふれます
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