東京都稲城市・JR南武線「稲城長沼駅」の前にある実物大スコープドッグが2022年8月1日～10月31日（⇒12月28日まで延長になりました）期間限定でレッドショルダー仕様になっているとのことで見に行ってみました。
- スコープドッグ・実物大モニュメントについて
- レッドショルダーとは？
- キリコの指摘通り「右肩が暗い赤」で塗装されていた！
- ファンなら飲んでおきたい「稲城の苦いコーヒー」
- 稲城市ゆかりの武将が『鎌倉殿の13人』に登場
スコープドッグ・実物大モニュメントについて
スコープドッグとは、1983年に放送されたアニメ『装甲騎兵ボトムズ』に登場するAT（アーマード・トルーパー）のことです。
2020年3月に稲城駅南口前「いなぎペアパーク」に設置されたのは、「ATM-09-ST スコープドッグ」の実物大モニュメント。全高約3.8メートルと、劇中と同じサイズ感になっています。
稲城市は、数多くのアニメに登場するロボットをデザインした同市在住のメカニックデザイナー、大河原邦男さんの作品を市内に設置する「メカニックデザイナー大河原邦男プロジェクト」を進めており、実物大モニュメントもその一環でつくられました。
レッドショルダーとは？
「レッドショルダー」は、ギルガメス軍のペールゼン大佐が創設した部隊で、正式名称は「ギルガメス宇宙軍第10師団メルキア方面軍第24戦略機甲歩兵団特殊任務班X-1」。
究極の戦闘集団の完成を目指すために精鋭のATのパイロットで構成され、主人公キリコも所属していたことがあります。その部隊のスコープドッグの右肩を暗い赤で染めていることが、レッドショルダーの名前の由来です。徹底した破壊と殺戮を行うことから、キリコはレッドショルダーを「人呼んで吸血部隊だ」と表現しています。
キリコの指摘通り「右肩が暗い赤」で塗装されていた！
スコープドッグの前に立つと、バニラ（cv 千葉繁）の「キリコちゃん、お気に召して？」というセリフが聞こえた気がしました。テレビシリーズでは第10話で、レッドショルダー仕様のスコープドッグが初めて登場します。
キリコの仲間の一人、バニラがスコープドッグの左肩を赤く塗り、「どうだいキリコ、この色はよぉ」と得意げに言うと、キリコ（cv 郷田ほづみ）の名セリフ「レッドショルダーの赤はもっと暗い、血の色だ。それとマークは右肩だ」が飛び出します。
レッドショルダーのスコープドックを前にこの名セリフをつぶやきたいところですが…、キリコの指摘通りに“右肩が暗い赤”で塗装されているのでつぶやけませんでした（笑）。
ファンなら飲んでおきたい「稲城の苦いコーヒー」
稲城長沼駅高架下の「いなぎ発信基地ペアテラス」内にあるカフェでは、「稲城の苦いコーヒー」（テイクアウト344円、店内350円）を販売しています。
予告編で銀河万丈さんが語る「キリコが飲む、ウドのコーヒーは苦い」というフレーズからインスパイアされたコーヒーで、その名の通り、濃い目となっています。ボトムズの世界観に浸りながら一服できます。
稲城市ゆかりの武将が『鎌倉殿の13人』に登場
私が訪れた時は店内にNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のスタンディが展示されていました。劇中に登場する稲毛重成が、稲城市ゆかりの武将であることにちなんでいるようです。
稲毛重成は亡き妻の供養として相模川に橋をかけたのですが、この橋の供養に出席した源頼朝が鎌倉に戻る途中で落馬したといわれています。畠山重忠の乱にも登場するとのことです。
「いなぎ発信基地ペアテラス」の情報は稲城市観光協会のサイトへ
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