横浜ウォッチャー

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【ネタバレ】横浜DeNAの2019年シーズンを振り返る『FOR REAL』先行上映会トークショーレポート

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撮影:神宮 智咲

2019年シーズンを振り返る横浜DeNAベイスターズ公式ドキュメンタリー映像作品「FOR REAL-戻らない瞬間、残されるもの。-」が制作され、2019年12月20日(金) の劇場公開に先駆けて、先行上映舞台あいさつが横浜ブルク13で行われました。

舞台あいさつには、伊藤光選手と山﨑康晃選手が登場し、約400名のファンの前で作品の見どころを紹介し、ファンからの質問に答えました。

ご要望にお応えし、ネタバレ満載となる1回目のトークショーの様子を詳しく紹介します。

※以下「ネタバレ」となる内容を含みます。映画館でもう見たという方、両選手のおすすめシーンを知りたい方など、ネタバレOKという方のみ、記事をご覧ください。

 

▼ネタバレなしの第2回目のトークショーの模様は別記事で!

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撮影:神宮 智咲


山﨑「横浜DeNAベイスターズの山﨑康晃です。本日は上映会ということで、足を運んでいただき、ありがとうございます。よろしくお願いします」

伊藤「はい、僕も横浜DeNAベイスターズのキャッチャーしてます、伊藤光です。今日はご来場いただきありがとうございます」

司会「こちらにお集りの皆さまは映画を観終わった後ということで、まだ胸がほくほくされていると思います。山﨑選手、観られた感想はいかがでしょうか」

山﨑「昨年もこの上映会でトークショーをさせていただいたんですが、昨年とはまた違う雰囲気(の映画)で。ネタバレ大丈夫なんですよね? 筒香中心の……よかったですね。すでに2回観てます。別れもありました。僕らが見えてない部分も映像になっていて。コーチがロッカーでしゃべっているところなんて、僕らは見れないですから。そういう部分も、生身の姿が見れて。裏側の裏側まで(映像で)見られたのかなと思います。文字通り『FOR REAL』だと思います」

伊藤「僕は初めて観させていただいたんですけど……、ヤスがほとんど全部言いましたね(笑)。僕らは日常じゃないですか。ミーティングとかがあるのは。でも、ファンの方からしてみると、あそこまで入って、実際にこうやって話し合ったりして、試合にのぞんでいる、というのは、わからない部分だと思うので。僕は選手としてやってますけど、一ファンとして見ても、人それぞれ、いろんな思いで戦っているんだなというのが、作品を通してわかるので、すごいなと思いました」

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撮影:神宮 智咲

司会「チームのメンバーの一人になれたような視点からの映像もあって、『こんな表情をしてたんだ』『こんな思いだったんだ』とか、あらためて映像を通して知ることができたなと思います。お二人は映画を観て、意外だったなというシーンや、意外だった選手の言葉はありますか?」

山﨑「僕が一番好きなシーンでもいいですか? 最後の乙坂のズボンですね。会場の皆さん、どうでした? 笑いました?『下ぁ?』みたいな。あそこはおもしろかったですね。好きなシーンです」

司会「皆さん、感情が高まっている中でのシーンだったんですけど。あの素直なツッコミがまたリアルで」

山﨑「よかったですねー。あの(筒香選手と乙坂選手の)距離感もいいですよね。横浜高校の先輩・後輩なんですよ、あのふたりの関係性は。歳の差もありますけど。ふたりの関係性がほほえましい、みたいな。そんなシーンでしたよね」

司会「伊藤選手はいかがでしょう」

伊藤「思い出深いシーンですか? 思い出深い……、僕(のシーン)でもいいですか?(笑)僕はやっぱ、アレですよ。古巣(=オリックス)との対戦でホームラン打ったとこですね。バーンって打たせてもらったんですけど。あの試合でのロッカーへ帰っていくとことか、打った後、ベンチに帰ってきたとことか、まさに素の自分でしたね、はい」

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撮影:神宮 智咲

司会「映り具合はいかがでしたか?」

伊藤「自分ですか?(苦笑)自分はどうでもよかったとちょっと思うんですけど、ゴウ(筒香選手)とか、周りの選手とか、すごい喜んでくれているところ。僕自身、そこまで特別だとは思っていない部分もあったんですけど、みんなが『この試合に、コイツ賭けているんだ』という感じで見てくれてたんだなというのが、後から(映像を)見てすごい伝わってきたんで。なんかこう、自分でうれしくなっちゃいました」

司会「濃密な内容でしたね。今はおふたりはオフということで、オフの過ごし方を聞いてみたいと思うのですが。伊藤選手はどちらか行かれていたと聞きましたが」

伊藤「僕ですか? え~、ちょっとハワイに行って、遊んでました」

司会「今はライトが当たっていますけど、日焼けされているように見えませんか?」

伊藤「焼けましたよ。人生一(いち)、焼けてます(笑)。もとが白すぎるので、僕的にはめっちゃイケてます」

山﨑「人並みになった、みたいな(笑)」

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撮影:神宮 智咲

司会「健康的な焼け具合ですよね。ハワイで気に入ったものとか、ありますか?」

伊藤「ん~……、アサイーボウルです。聞いたことはあったんですけど、食べたことはなくて。思いのほか、ハマっちゃって。ずっと暑かったんで、練習が全部終わってから、アサイーボウル食べに行こうかとトレーナーさんに言われて食べに行ったら、めちゃくちゃうまくて。ほぼ毎日、(練習が)終わったら行ってましたね」

司会「ほぼ、毎日ですか!」

伊藤「栄養が摂れるのと、プロテインも入れられたんです、そのお店で。それもあったんで、最終的にいい食べ物を摂って帰ろうということで、習慣になりましたね」

司会「じゃあ、横浜でも、続けて食べるかもしれないと」

伊藤「スタジアムにスムージーはあるんですよ。それは飲んでて。アサイーボウルを探して、行こうかと思います」

司会「おいしいアサイーボウル情報が聞けそうですね」

伊藤「あ、教えて欲しいです!」

司会「山﨑選手のオフの過ごし方は……?」

山﨑「僕はアサイーボウルは食べてないです(笑)。もうゆっくりしてます。めいっぱい投げたんで。オウチでゆっくりしたり、まったりしたり。箱根旅行にも行きたいな、なんて思っています。温泉に入って、身体もリラックスさせて。2月の頭から沖縄キャンプもありますから、それに向けて着々と準備を」

司会「ありがとうございます。ここからは、せっかくなので質問タイムに。勢いよく手を挙げてくださった、センターの女性の方」

女性「今までで、一番思い出に残っている試合があったら教えてください」

山﨑「僕は、あれなんですよ。心に残っているのは、打たれた試合のほうが多くて。あんまりいい印象がない試合のほうが多いんですよ。今年で言ったら、阪神の近本選手にホームラン打たれて。映画にもありましたけど。10連敗を喫したところまで、ずっと引きずっていましたし。ジャイアンツに胴上げを目の前でされた時もそうでしたね。そういう試合のほうが心に残っていますね」

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撮影:神宮 智咲

伊藤「僕は……、一番思い出に残っている試合は……なんだろう……。さっきも言いましたけど、オリックスの(笑)。お世話になった球団じゃないですか、僕は。ベイスターズに来て、がんばっている姿、まだできる姿を見せようと、一番強く思ったかもしれない試合なので。そこで結果を出せたことはうれしかったです。今年に関しては、それが一番思い出に残っています」

山﨑「逆に聞きたいんですけど? 今日は平日ですよね? 皆さん、お仕事はどうされているんですか?」

伊藤「有休ですか? 僕らも有休欲しいよね(笑)」

山﨑「もう今日は、ベイスターズだからいいか? 公休で」

司会「マイクが届きましたね? 質問お願いします」

女性「今シーズンお疲れさまでした。筒香選手がメジャーに行かれるということで、次のキャプテンはおふたりのどちらかがされるんでしょうか? それとも、ふさわしい方がいらっしゃるんでしょうか?」

司会「会場がニヤニヤしています(笑)」

山﨑「チームの戦略もありますから……、ありますけど、僕は光さんに一票ですね」

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撮影:神宮 智咲

伊藤「もうこれ、記事になるやん(笑)。僕は、あれですよ、キャプテンやったことはないですよ。選手会長はやりましたけど。オリックスの時に。そうですね……、キャプテンは……、僕、何も知らないですよ? 個人的な意見としては、生え抜き(の選手)じゃないですか? 僕、やれと言われればやりますけど、わかりませんけど。監督とかコーチ、首脳陣、選手、全員が決めて、『コイツにまかせた』という人がキャプテンになると思うので。誰にでもあるんじゃないですか? ヤスがいいんじゃないですか?」

司会「新しいベイスターズというのが見られるということで、ファンの皆さんも楽しみなところではないかと思います。ありがとうございました。では最後にメッセージをお願いいたします」

伊藤「1年間、本当に応援ありがとうございました。皆さんのおかげで、僕たち、すごい力をもらってがんばれましたので、来シーズンもアツイ声援、お願いします」

山﨑「今年も本当にアツイ応援ありがとうございました。おかげですばらしい映画もできて。最後は悔しいシーズンとなりましたけど、来シーズン、日本一に向けて選手一堂がんばってまいります。2月からもうキャンプも始まります。そこから応援、よろしくお願いします」

司会「ありがとうございました。来シーズンも全力で応援してまいりましょう!」

 

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記者囲み取材での質疑応答

記者「今回、先行上映会のトークショーに参加して、どのような感想をお持ちでしょうか」

山﨑「映像作品は、もう何年も続いているんですが、僕ら選手の裏の裏側まで見られる作品で、ファンの皆さんにも楽しみにしていただいていると思います。いいイベントだと思います」

伊藤「球場で応援していただいているファンの皆さまに、僕らの試合前のミーティングだったり、コミュニケーションをとってのぞんでいる姿だったりをこうして観ていただいて、より一層、応援していただけると思います。自分で観てもすごいなと思います」

記者「映画は、ホントにリアルに、ベイスターズの選手の姿が明らかになるわけですけど、改めて、そのことはうれしいのか、恥ずかしいのか、一言でお願いします」

山﨑「僕は、ぜひ観ていただきたいと思います。選手がどういう思いを抱えているのか、とか。僕個人としても、選手の見れない一面が明らかになる映画なので。野球選手がどういう気持ちで毎日球場に行っているのかな、と想像しながら観ていただきたいですね」

伊藤「またヤスに先に言われましたけど(笑)。チームのために戦う姿はもちろんですけど、ひとりひとり、家族だったり、大切な人だったり、そういう人のために全力を尽くすのが選手だと思いますので、そういう姿を届けていただいて、どういう覚悟を持って、気持ちでのぞんでいるのかというのがわかるというのは、ホントにすごいことだと思います。改めて、気が引き締まるというか、覚悟をもってやらないといけないなと。そういう姿を知っていただければ、より応援に熱を入れていただけるかなと思いますので、ぜひご覧ください」

記者「あらためて、2019年シーズンを振り返っていただけますか」

山﨑「シーズン半ば、本当に苦しい時期もありました。日本一に向けて、本当にあとわずかというところで、悔しい思いもしました。来年にかける思いも含めて、いい経験をさせていただいたんで、無駄にしないように、力を蓄えていきたいなと」

伊藤「チームとしては、最終的に2位に終わりましたけど、目標は優勝、その先の日本一という大きい目標を含めて、です。優勝できなかったところは、ちょっとの差がかなり大きな差だった、と、僕はプレーしていて感じました。そういう差を、練習して、少しでも埋めていって、最終的に頂点に立てるように。これから、がんばって準備していきたいと思います」

記者筒香選手のメジャーでの新たな挑戦について、どのように感じていらっしゃいますか」

山﨑「一緒にプレーさせていただいて、大きな背中を見てきましたし、チームを引っ張っていく姿に、大きな存在感を感じていました。いろんな思いがあります。僕たちとしても、いい報告ができるように。アメリカできっとニュースなどで見ると思うので。アメリカでがんばって欲しいなと思いますし、僕らの夢でもありますし。キャプテン・筒香の背中をアメリカでも、見せてもらいたいなと」

伊藤「僕は短い間でしたけど、一緒に同じ目標に向かってやらせてもらって。キャプテンでもあり、後輩でもあり。これからはゴウの夢をかなえるために、がんばる姿を見れるのが、楽しみです。数字でもすごい数字を残してメジャーに挑戦するわけですけど、それ以上に、存在感というか、キャプテンとしての発言力だったり、チームをまとめる力だったり、キャプテンとして偉大な選手だったなと。ベイスターズ的には、ゴウがいなくなっても、強くなって勝てるチームにならないといけないですけど。日本から応援しているので、ホントにがんばってほしいと思います」

記者筒香選手、レイズのユニホームは似合ってましたか?」

山﨑「似合ってたけど……、僕はベイスターズ筒香さんでいてもらいたいところもありましたので。もちろん、応援しています。応援していますけど、名残惜しいというか。さみしい思いはあります。僕たちは、ベイスターズの選手として、筒香さんにいい報告ができるようにがんばりたいと思っていますし、筒香さんの活躍をモニターを通して見て、がんばってるなと刺激を受ける部分も多いと思いますし。筒香さんが映画でも言ってましたけど『みんなファミリーだから』と。アメリカに行ってもファミリーの一員として、という言葉はずっと残っています。お互いに違う立場で、刺激を受けながら、がんばれたらなと思います」

記者「最後に、来シーズンの目標をお願いします」

山﨑「今年はいろんな思いが、悔しい思いがありますけど、それを糧にして、チーム一丸となって、がんばっていきたいなと」

伊藤「優勝したいですし、日本一にもなりたいですし。先ほども言ったように、ホントにちょっとの差がかなり大きな差になるというのを、チーム全体で感じたシーズンだったと思うので、それをしっかり活かして、最後、勝ち切りたいと思います」

 

▼2018年シーズンの「FOR REAL」舞台あいさつのレポート

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