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横浜で絹の魅力を歴史とともに紹介する「ヨコハマ“絹FES” in 大さん橋」が開催! 絹スイーツ&カクテルも

絹とともに発展し育まれた街「横浜」で絹の魅力を歴史とともに紹介するイベント「ヨコハマ “絹FES” in 大さん橋」が2018年11月15日(木)~11月17日(土)に横浜港大さん橋国際客船ターミナルホールで開催。

 

3回目となる同イベントでは、北は山形から南は沖縄まで、絹の産地による展示販売のほか、ファッションショーやトークショー、スカーフのアレンジメントショー、ワークショップなどが行われます。主催は横浜絹フェスティバル実行委員会。

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▲記者発表会では、実行委事務局長の池田喜政さん(左から2番目)、実行委員長の松村俊幸さん(中央)らが登壇し、イベントについて紹介

 

※画像はすべて2018年10月18日に行われた記者発表会にて撮影

 

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▲連携企画として、11月1日からは横浜市内の8ホテルで「シルク入りのスィーツとカクテル」提供

 

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「世界が恋した絹」の歴史と文化を横浜から世界に発信

開港当時、最大の貿易港として活気にあふれていた横浜。最大の輸出品目は生糸(絹)で、日本の総輸出額の約65%を占めていました。絹の一大集積港・横浜と、その産地である上州・信州を結ぶ経路は「日本のシルクロード」とよばれ、重要な流通経路となっていました。

 

日本を近代国家に育てあげる重要な拠点だった横浜では、絹遺産の建造物や物語が多く遺されています。合わせて、ピーク時の1%以下にまで激減した国産の絹の産地では、蚕糸・絹業の窮状を打開しようとする新たな研究、挑戦が始まっています。

 

同イベントでは、伝統的工芸品、絹の産地の新たな製品を一堂に集め、きものや絹のイベントを通して、「世界が恋した絹」の歴史と文化を、横浜から世界に発信したい、としています。

 

きものファッションショーでは純国産糸を使用した振袖が登場

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▲横浜高島屋 呉服売場の社員が純国産の振袖を着てイベントをPR

 

長年、高島屋で呉服に携わってきた実行委員会の池田喜政事務局長によると、食品偽装問題が大きく取り上げられた2002年、お客さまから「このきものはどこで作られたものですか?」と問われて調べてみると、養蚕、製糸、織り、染め、仕立てといった工程が縦割りになっていて、トレーサビリティが追跡できなかったそう。

 

そこで、国産の繭を使い、国内で仕立てた「純国産」のきものを生産するルートを確立し、高島屋が買い取って「顔の見える」きものを販売する、という取り組みをスタート。

 

きものファッションショー「日本を美を愛でる」では、純国産糸を使用した振袖をはじめ、全国の各産地のきものを着たプロのモデルと一般公募モデルが登場します。きものモデルとともに「五大陸」を着たメンズモデルも登場。

 

ショーは、世界のトップブランドのファッションショーなどを手掛けるSUNデザイン研究所がプロデュース。日時は11月17日(土)13:00~、15:00~(2回)。

 

きものを体験できるパーティーや七五三の写真撮影も

楽しく、リーズナブルに、きものを体験してもらいたいとの思いから、「きものDEボジョレー」「きものランチパーティー」「七五三お祝い着のレンタル・着付け・記念写真」も行われます。

 

「きものDEボジョレー」は、きものを着て、世界一早く解禁されるボジョレー・ヌーボーを楽しむパーティー。日時は11月15日(木)17:00~。

 

「きものランチパーティー」は、きものを着て軽食を楽しむもので、11月17日(土)11:00~。「日本の美を愛でる」ファッションショーの優先席付き。

 

いずれも、きものを着ての参加は2000円(1名)、結城紬きもの一式レンタル付きは5000円(1名)。予約・問い合わせ先は、ゆうき着楽会(0296-34-0421、平日のみ10:00~17:00)まで。

 

「七五三お祝い着のレンタル・着付け・記念写真」は、該当する子どもが対象。子どもたちにきものの良さを知ってもらいたいとの思いから、選べる衣装レンタルと着付け込み1000円で提供。ヘアアレンジ・メイクは1000円~対応。手持ちのスマートフォンやカメラでプロカメラマンが撮影するサービス(無料)も。有料で台紙に入れることもできます。

 

日時は、11月15日(木)~17日(土)11:00~16:00、要事前予約。予約・問い合わせ先は、KWプロジェクト 絹フェス係(03-5875-8812)まで。

 

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f:id:travelyokohama:20181021235947j:plain▲記者発表会では横濱スカーフ親善大使の工藤さん(左)、今泉さん(右)が華やかなスカーフの結び方をレクチャーする場面も

 

このほか、予約なしで楽しめる結城紬アクセサリー作りやミニ畳づくりワークショップ(いずれも500円)、スカーフ結び方講座(無料)なども行われます。入場無料ですので、気軽に訪れてみては。

 

ヨコハマ “絹FES” in 大さん橋 開催概要

日時:2018年11月15日(木)~11月17日(土)
15日14:00~20:00、16日11:00~20:00、17日11:00~18:00
場所:横浜港大さん橋国際客船ターミナルホール
入場:無料


主なプログラム:
11月15日(木)
14:30~ オープニングイベント「絹龍舞」
16:00~ 十二単と婚礼衣装ショー

11月16日(金)
12:00~ 横浜スカーフドレス・ファッションショー
13:00~ スカーフアレンジメントショー
15:00~ 女声コーラスグループ「Blue Velvet」公演
16:00~ 婚礼衣装着装ショー

11月17日(土)
13:00~、15:00~ きものファッションショー「日本の美を愛でる」

展示・販売:関東甲信越・東北(13ブース)、純国産「絹」コーナー(6ブース)、横浜スカーフ(2ブース)、パネル展示・絹と横浜、和装小物・和裁・着付け・リサイクル(5ブース)、化粧品・コスメティックス・マナー(3ブース)、ワークショップ、美しく装うための「フォトジェニック・ワンポイントメイクサービス ※事前予約制」

 

yoko-hama-web.com

 

横浜市内の8ホテルで「シルク入りのスィーツとカクテル」提供

横浜絹フェスティバル連携企画として、11月1日(木)から11月17日(土)まで、横浜市内8つのホテルで「シルク入りのスィーツとカクテル」が提供されます。

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▲上段(カクテル)左から、横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ「絹泉水(けいせんすい)」、新横浜プリンスホテル「Rosy cheek(ロージーチーク)」「杏絹妃(きょうきひ)」、ホテルニューグランド「シルキーローズ」
下段(スイーツ)左から、ホテルモントレ横浜「シルクスペシャルコース(デザート)」、横浜ロイヤルパークホテル「シルクフロマージュ」、ローズホテル横浜「Silk of Heart」、横浜ベイホテル東急「Silk・Chestnut(シルク・チェスナット)」、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル「シルクフロマージュ クリュ」

 

このホテルシルクシリーズは、国産絹100%を使用し、特殊製法によりゲル化した食品添加物「シルク水溶液」を使用したスイーツやカクテル、コース料理を各ホテルが考案したもの。

 

参加ホテルは、ホテルニューグランド、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル、横浜ロイヤルパークホテル、横浜ベイホテル東急、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズローズホテル横浜、ホテルモントレ横浜、新横浜プリンスホテル(順不同)。売上金の一部は、西日本豪雨災害義援金(被害を受けた愛媛県の養蚕農家支援)に充てられます。

 

提供場所等の詳細は、同イベントホームページをご覧ください。

yoko-hama-web.com

 

 

 

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