横浜DeNAベイスターズの2018年シーズン本拠地・横浜スタジアム最終戦となった中日戦で、引退を表明したG後藤武敏選手のセレモニーが開催されました。
▲横浜高校時代の同級生、中日・松坂大輔選手（左）とDeNA・小池正晃2軍コーチ（右）が花束を贈呈。涙を流しながら抱き合うシーンを目の当たりにしたファンからは、後藤選手の愛称「ゴメス」コールが沸き上がりました
今季は1軍での出場がなかった後藤選手。引退試合ということで、7回に代打で登場するも、空振り三振に。チームは、横浜高校の後輩でもある筒香選手が37号3ランで先制すると、先発の平良選手が6回まで6安打2失点の力投をみせ、4-2で勝利しました。
セレモニーで流れたVTRでは「ゴメス」と呼ばれるきっかけについて説明するシーンからスタート。横浜高校で春夏連覇を果たしたシーンや後藤選手についてチームメートらが語るシーン、フルスイングで活躍したシーンなどが流れ、ハマスタは拍手と笑いで包まれました。
後藤選手は、涙ぐみながら、次のようにあいさつ。
「まず初めに、CSのかかった大事な時期に、このような引退試合を催していただき、球団、球団関係者、球団関係者、監督、コーチ、選手、そして中日ドラゴンズの監督、コーチ、選手の皆さん、ドラゴンズファンの皆さん、本当にありがとうございます。
16年前、西武ライオンズに入団してから16年、西武ライオンズでは9年、うれしいことも、楽しいことも、いっぱい経験させていただきました。本当に感謝しています。
そして、7年前にトレードで、この第2の故郷・横浜に帰ってきました。それから今日まで、「来年の今日はない」という気持ちで、必死でバットを振り続けてきました。ケガもたくさんしましたが、トレーナーさんや裏方さん、ホントに親身になって支えてくれ、「また次の試合にも」という風に、本当によく面倒を見てもらいました。本当にありがとうございました。
これからまだまだ、CS出場に向けて、選手はもっともっとがんばってくれると思います。皆さん、大きな声援、よろしくお願いします。
横浜スタジアムの、代打で出たときのあの大声援。ゴメスコール。本当にうれしかったです。本当に感謝しています。ありがとうございました。
ベイスターズはすごく、明るく、みんなが元気のある、活気のある、素晴らしいチームです。そんなチームは、強いです。
最後になりますが、16年間……（感極まり言葉を詰まらせるゴメス選手にスタンドから「がんばれ」の大歓声）支えてくれた嫁さんと子ども、そして家族と両親に最大の感謝の気持ちを込めて、お礼を言いたいと思います。本当に今までありがとうございました。
最後に、僕を今まで支えてくれたファンの方々。大声援を送ってくれた最後の方々（言い間違いに気づき、一瞬笑顔に）……大声援を送ってくれたファンの方々。そして松坂世代の一員としていられたことに感謝し、今日、引退します。本当に今までありがとうございました！」
▲1軍登録されていなかった松坂選手がモニターに映し出され、どよめきが
▲松坂選手は「『2人の分もがんばるから』と声をかけた」と報道されていました
▲横浜高校の同級生で松坂選手とバッテリーを組んでいた、元プロ野球選手の小山良男さん（左のスーツ姿の方）も駆け付けていました
▲リリーフカーでグラウンドを1周し、ファンに感謝を伝える後藤選手
▲松坂選手も胴上げの輪の中に！ 後藤選手は重くてあまり持ち上がらなかったらしいです（笑）
フルスイングで懸命にバットを振ってきた姿は、ベイ戦士たちの心に焼き付いていることでしょう。後藤選手、お疲れさまでした！
▼引退セレモニーダイジェスト動画
▲前日に引退試合が行われた加賀繁選手（左）と後藤選手のスタンディが横浜公園内に設置されていました
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