横浜ウォッチャー

All About横浜 ガイド・タナベのブログ。横浜で見た・聞いた・食べたことをさくっと綴ります。

生茶リニューアル!日本のワイン生産量は神奈川県がナンバーワン!神奈川県内のキリングループ発表会へ

2018年1月25日、横浜・神奈川に拠点を置くキリングループ各社の2018年度の事業方針合同説明会が開催されました。各社の代表が2017年度の振り返りと2018年度の事業方針を発表。キリンビール横浜工場、キリンビバレッジ横浜支社、メルシャン藤沢工場の発表を紹介します。新商品などもいろいろと試してきましたよ! ※画像は2018年1月25日撮影

f:id:travelyokohama:20180201162051j:plain
▲新発売の「のどごし STRONG」。キリッと爽快な味わいでした

キリンビール横浜支社の発表内容についてはAll About NEWSへ

news.allabout.co.jp

 

キリンビール横浜工場:単なる製造拠点ではなくお客様との接点も大切に

f:id:travelyokohama:20180201162157j:plain
▲神崎夕紀 横浜工場長

 

キリンビール横浜工場の事業方針について、神崎工場長は「新しい価値を創造してお客様に楽しんでいただきたいということで、2014年に『イノベーションファクトリー横浜』として、クラフトビールの設備やRTD用の果汁を入れたものを詰める機械などの設備導入、製造能力の増強を行ってきました。2018年3月からは『タップマルシェ』用の3リットル小型ペットボトル容器に、自社製造したクラフトビールや提携している『ヤッホーブルーイング』のクラフトビールを詰めて、ここ横浜工場から全国に配送いたします。また、『氷結』などの缶チューハイも市場の伸長に対応するべく、2018年度から本格的にRDT製造をスタートします」と発表。


2016年に横浜工場生麦移転90周年を記念し、工場見学ルートを大きくリニューアルし、海上ルートで横浜工場に来ることができる「キリン桟橋」を整備した横浜工場。2017年は認知度が上がり、キリン桟橋からの来場者は500人を超える月もあったとのこと。「今後も点ではなく面として、あらゆる世代の方にゆっくりと楽しんでいただける複合施設を目指し、ブラッシュアップを継続していきます」と神崎工場長。

allabout.co.jp

travelyokohama.hatenablog.jp

 

2017年度は、地域の連携を推進し、京浜急行電鉄とのビール電車の運行や業種が異なる臨海部の企業(森永製菓、日産自動車)とコラボレーションした工場見学ツアーなどが行われました。「2018年度も新たなコラボを企画しております。ご期待ください」(神崎工場長)

 

キリンビバレッジ横浜支社:基盤を強化し「食育・未病」にも取り組む

f:id:travelyokohama:20180201162320j:plain
▲キリンビバレッジ横浜支社 岩崎勝己支社長


替わって登壇したキリンビバレッジ横浜支社の岩崎勝己支社長は、清涼飲料市場環境や今後のマーケティング戦略などについて発表しました。


「2017年の販売実績は、夏季の天候不順の影響もあり、前年並みとなりました。『生茶』『午後の紅茶』といった定番、ロングセラー商品の販売量は増加し、好調に推移しました。コーヒー缶飲料『ファイア』は前年割れでしたが、2017年10月からスタートした新CM(女優・石田ゆり子さんを起用)が功を奏し、反転の兆しを見せています。構成比47~48%となっているこの3ブランドの基盤をさらに強化していきます」(岩崎支社長)

f:id:travelyokohama:20180201162344j:plain
▲好評の味覚はそのままに、より洗練されたパッケージ(右から2番目)にリニューアルする「生茶」。ワインや「ハートランド」瓶のような上質感を表現。2018年3月6日リニューアル発売


収益、ボリュームを確保する育成ブランドとして、「キリン メッツ コーラ」「キリン サプリ」「プラズマ乳酸菌飲料」といった健康に配慮した飲料を挙げた。「2018年度も神奈川県が取り組む『未病』や『食育』とタイアップしていきたい」と、岩崎支社長。

f:id:travelyokohama:20180201162409j:plain
▲キリン・小岩井乳業協和発酵バイオが共同研究を行っている乳酸菌「プラズマ乳酸菌」を配合した商品を展開。左は2018年1月16日に新発売となった「iMUSE(イミューズ)」。右は「サプリシリーズ まもるチカラのサプリ」


工場見学を行う「湘南工場」については、来場者数2万8000人を目標とし、土・日・祝・春、夏休み期間中には通常1日2本の「キリン午後の紅茶ツアー」を4本にするなど、見学者の受け入れ人数を増加する予定だそうです。

f:id:travelyokohama:20180201162439j:plain
▲「グリコ ポッキー」×「キリン 午後の紅茶」プロジェクト第4弾となる「キリン 午後の紅茶 アサイーヨーグルティー」。2月20日に新発売。ポッキーは<バナナブラン>味。「午後の紅茶」はヨーグルト風味の紅茶に、カシス・ベリーの香りとアサイーエキスを加えた爽やかで甘酸っぱい味わい。一緒に食べると、アサイーボウルのような味わい……かも!?

 

f:id:travelyokohama:20180201162458j:plain
▲ポッキーと午後の紅茶は、それぞれ通常商品との組み合わせも提案しています。画像は「恋人はポッキー」限定パッケージの「つぶつぶイチゴポッキー」と「午後の紅茶 レモンティー」との「あまずっぱフルーツコンビ」の食べ合わせ。変化にビックリ! アプリと連携して、パッケージのキャラクターが動いたり、しゃべったりするんですって

cp.pocky.jp

 

メルシャン藤沢工場:日本のワイン生産量ナンバーワンの藤沢工場からワイン市場の裾野拡大を

f:id:travelyokohama:20180201162635j:plain
▲メルシャン藤沢工場 工藤裕之工場長

 

最後に、メルシャン藤沢工場の工藤裕之工場長が登壇。日本のワイン市場は、RTD、ウイスキーとともに酒類の成長カテゴリーとし、「日本でのワインの輸入・国内製造量は10年で約1.5倍に成長しており、ワインの日常化が進んでいると考えられます。500円以下の安価な家庭用ワインが市場をけん引している一方で、1000円超のワイン販売規模の割合が14.1%というデータもあり、二極化傾向が見られます。日本のワイン市場は3年連続で拡大しており、今度も成長する見込み」と、市場全体の傾向について発表しました。

f:id:travelyokohama:20180201162701j:plain
▲長い歴史を持った「日本ワインの原点」ともいえるブランド「シャトー・メルシャン」

 

メルシャンでは、140年の歴史を誇る日本ワインの育成、「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」など注力ブランドの強化、手ごろな価格で日常的に楽しめる輸入ワイン「ワールドセレクション」の商品追加で2018年度も引き続き、日本ワイン市場をけん引したいとのこと。

f:id:travelyokohama:20180201162728j:plain
▲近年はオーガニックワインも人気。左から藤沢工場で製造する「ベル・フルール オーガニック メルロー」「ベル・フルール オーガニック シャルドネ」、2月27日新発売のスペインワイン「メスタ オーガニック テンプラニーリョ」「メスタ オーガニック ベルデホ」

 

「神奈川県は日本のワイン生産量がナンバーワンで、藤沢工場での生産量は県内の約95%を占めています。ワイン市場は微増の踊り場状態にありますが、藤沢工場では少量・多品種が製造できるように設備を増強し、お客さまの多様なニーズに対応し、ワイン市場の裾野拡大を目指します」(工藤工場長)

f:id:travelyokohama:20180201162757j:plain
▲女性に人気「ギュギュっと搾ったサングリア」シリーズ。画像は春限定「スプリングロゼタイム」。同シリーズは神奈川県の事業で女性が開発に貢献した商品「なでしこブランド」にも認定されています

 

▼2月3日はマークイズみなとみらいで「なでしこブランド」展示・販売会開催

www.pref.kanagawa.jp

 

f:id:travelyokohama:20180201162820j:plain
▲キリングループ「永昌源」の商品も展示。「五加皮酒(ウーカーピー)」は「トクホのキリン メッツ コーラで割るとおいしい」とのこと!

 

f:id:travelyokohama:20180201162912j:plain
▲好調に推移している洋酒のブランドのひとつ「ジョニーウォーカー」。近年はハイボールだけでなく、ロックやストレートで楽しむ方も多いのだとか

 

横浜や神奈川県の企業が元気だと、地域が活性すると思います! 2018年度もいろいろな話題を作っていただきたいです。

 

travelyokohama.hatenablog.jp

allabout.co.jp