横浜ウォッチャー

All About横浜 ガイド・タナベのブログ。横浜で見た・聞いた・食べたことをさくっと綴ります。

横浜に新たな夜景を創造する光の祭典「スマートイルミネーション横浜2016」

省エネルギー技術とアートを融合した、新たな夜景の創造を試みる国際アートイベント「スマートイルミネーション横浜」。東日本大震災を機に始まった同イベント、今年で6回目を迎えます。国内外のアーティスト16組の作品と「FutureCity Yokohamaスマートイルミネーション・アワード2016」の出品作品(21点)が、象の鼻テラス周辺と横浜市開港記念会館で楽しめます。2016年は、じっくり見たい作品、体験型の作品が多いように感じます。11月2日の初日のようすを紹介。

f:id:travelyokohama:20161103160434j:plain▲フランスのアーティスト、バルバラ・キャデ《HEART》(象の鼻テラス)は、来場者がコードをひっぱってオン・オフし、ハートに明かりを灯します。いろいろな動物が隠れていますよ!

 

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f:id:travelyokohama:20161103160530j:plain▲中国のアーティスト、Lu Yang《Power of will - final version // 意念力!終極版》は、アーティスト自身の顔を模した超巨大なバルーン作品。目からは空に向けてビームが放たれ、髪を振り乱し、「電気を節約しないと、今晩、夢に出るぞ!」と中国語、日本語、英語で訴えます。間近に見ると、ちょっぴりキモ・コワ(笑)。象の鼻テラス屋上から見るのがおすすめ

 

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f:id:travelyokohama:20161103160616j:plain▲髙橋匡太《ささやく街の灯》(象の鼻防波堤先、プロムナード)は、小屋の中に入り、架空のラジオ番組を聴きながら、窓から見える横浜の夜景をじっくり鑑賞する作品(約15分)。ラジオ番組の最後に流れる「きらきら星」に合わせて、驚く仕掛けが……! プロムナード(遊歩道)をお見逃しなく。1組ずつ入るため待ち時間が発生しますので、先に受付しておくのとスムーズです。画像は小屋の外観と窓から見える横浜夜景

 

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f:id:travelyokohama:20161103160659j:plain松本大輔+原田弥 「夜の運動会実行委員」《ポンプ DE イルミ vol.2》(象の鼻パーク)は、参加者が空気入れを押して光の柱を徐々に点灯し、頂上に届く速さを競います。めっちゃ盛り上がっていましたよ!

 

f:id:travelyokohama:20161103160718j:plain▲長谷川依与《yamaori taniori tent》(象の鼻テラス屋上)は、プラスティック段ボールを使った折り紙がヒントとなっているテント。中に入ることができます

 

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▲人気を集めていたのは、長谷川依与《bristle》。なんと、綿棒3万本(!)でできている、着ぐるみのような作品です。常時、象の鼻テラスに展示されていますが、時々、着用して歩くパフォーマンスが見られます。蓄光塗料が塗ってあるので、光を浴びると輝きます

 

f:id:travelyokohama:20161103161158j:plain▲つちやあゆみ《光のオトイロ》(象の鼻テラス)は、ガラスでできた板を階段状に並べ、木のボールを転がすと、色が変化して音を奏でるという作品

 

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▲山内沙也果《instinctivery0》は、さまざまな角度に設置されたカメラで写しとった参加者の顔や姿がランダムに壁面に映し出されます。思いがけない表情に出会えるかも

 

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▲株式会社中川ケミカル《光のらくがき》。蓄光シートのパネルに光り輝く絵や文字が自由にかけます

 

《イルミネーション・ガイドシップ》は、日下淳一による光る衣裳をまとったガイドとともに遊覧船に乗船し、象の鼻パーク周辺を約25分かけて遊覧します。海側から光輝くイルミネーションをお楽しみあれ。(乗船料1000円、各回8名)

 

f:id:travelyokohama:20161103161225j:plain城西国際大学メディア学部クロスメディアコース JIUクロスメディアチーム《IPPO》(写真中、アワード出品作品)と《イルミネーション・ガイドシップ》のガイドさん

 

f:id:travelyokohama:20161103161853j:plainライティングデザインスクール《あかりジグソーパズル》(象の鼻テラス)。パズルをはめると明かりが灯ります。※アワード出品作品

 

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高橋研神奈川工科大学)《花火ドッカン》。スイッチをやさしく踏むと、花火が打ちあがります。※アワード出品作品

 

f:id:travelyokohama:20161103161251j:plain▲「発電ポールダンサー<メガネ>の自家発電ナイト」(11月4日 20:00~21:30、象の鼻テラス)では、孤高の覆面ダンサー〈メガネ〉さんがポールダンスを披露。回転することにより発生した電気で、4組の出演者のために、小型アンプやラジカセ、LED電飾をフル稼働させるというパフォーマンスです。※画像は11月2日のオープニング・パフォーマンスのようす。動画は⇒こちら

 

f:id:travelyokohama:20161103161309j:plain▲2016年は横浜市開港記念会館も会場となっています。時計塔の窓の奥にノナカ《オトギ》と普段は非公開となっている開港記念会館の地下にアワード出品作品が展示されています。

 

f:id:travelyokohama:20161103161508j:plain東京藝術大学大学院映像研究科 木村絵理子 《いなくならない》は、作家自身が光をまとってダンスし、その光の軌跡で制作した映像作品。※アワード出品作品

 

「FutureCity Yokohamaスマートイルミネーション・アワード2016」出品作品は、11月5日、6日だけのものが多いので、また違った印象の作品に出会えることと思います。イルミネーション・アワード2016 表彰式は11月6日 18:30~象の鼻テラスにて開催。

 

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▲11月6日までのイベント期間中、象の鼻テラスでは「ZOU-SUN-NIGHT-MARSHE」を同時開催。あったか「おでん」をはじめ、フレンチ惣菜、マレーシア料理、ホットドリンク、雑貨などを販売。時間は17:00~21:30

 

■スマートイルミネーション横浜2016
期間:2016年11月2日(水)~11月6日(日)17:00~22:00(横浜開港記念会館は~21:30、最終日は~20:00)
メイン会場:象の鼻パーク、横浜市開港記念会館

www.smart-illumination.jp

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