横浜ウォッチャー

All About横浜 ガイド・タナベのブログ。横浜で見た・聞いた・食べたことをさくっと綴ります。

“コーヒーハンター”のカフェが元町に。高品質のコーヒーと焼きたてタルトのマリアージュを提案

追記:2020年9月末をもって閉店されました

 

コーヒーハンターの異名を持つ川島良彰氏のカフェ「ミカフェート横浜元町店」が12月11日に元町仲通りに誕生。ミカフェートは9店舗目で、神奈川県には初出店となります。コンセプトは「café con tarte(=コーヒーとタルト)」。「COFEE HUNTERS」の8種のコーヒーの味を引きたてる、8種類の焼きたてタルトとのマリアージュを提案します。

 

「コーヒーに合うスイーツ」を提案する店はこれまでにもありましたが、個々のコーヒーの銘柄に合うスイーツを作り、ペアリングを提案する、というのは初めてかも!? どんな組み合わせなのか、さっそく食べてみました!

f:id:travelyokohama:20151211151208j:plain
▲メニューのひとつ「プロ・フラグア(コロンビア)×くるみのタルト(980円)」。香ばしくローストしたくるみをのせたタルトと、ダークチョコレートのような風味のコーヒーとの相性はバツグン

 

“すべてはコーヒーのために”をモットーとするミカフェート。ありきたりなコーヒーとスイーツのセットではなく、洋菓子発祥の地のひとつ・横浜から「コーヒーとタルト」という新しいカフェ文化を発信したいとのことで、「COFEE HUNTERS」ブランドに合う、最高のタルトのレシピを菓道家の津田陽子さんが考案。お店で毎日つくられる、焼きたてタルトを提供します。

 

「COFEE HUNTERS」は、これまでに2000ヵ所以上の農園を訪問してきたコーヒーハンター川島氏が、独自の珍しい方法で品質を高めている農園をコーヒーを紹介するブランドです。その中から8種類を選び、お互いの味を引き立てるタルトとがセットになっています。

 

<café con tarteメニュー(8種、980円)>
ピンク・ブルボン(エル・サルバドル)×洋なしのタルト(洋ナシとアーモンドクリーム)
パカマラ・クラテル(エル・サルバドル)×おばあちゃまのタルト(ラムレーズンクリームとドライフルーツ)
パーカス(エル・サルバドル)×五色かのこのタルト(白餡のクレームダマンドと五色の鹿の子豆)
プロ・フラグア(コロンビア)×くるみのタルト(くるみとコーヒーヌガークランブル)
レクエルト・デ・イヴァン(コロンビア)×栗のタルト(栗のあんのクリームと渋皮栗と木の実)
アルト・ルナパナマ)×アマンディーヌ(ラム酒レーズンのクリームとグラサージュ
ラグリマ・デ・アンデス(ペルー)×杏のタルト(アンズとアーモンドクリームとサブレ生地)
ンゴロンゴロ・コンベント・コーヒー・エステータンザニア)×田舎風りんごのタルト(リンゴとシナモン風味のクランブル)

f:id:travelyokohama:20151211160923j:plain
▲タルトは全8種類。毎日焼きたてが提供されます。全ての組み合わせを制覇したい~! スタッフさんのおすすめは「洋なし」と「アマンディーヌ」

 

季節に合わせて、メニューは変化する予定。コーヒーとタルトは単品(各540円)もあります。ミカフェートを代表する最高品質のコーヒー「Grand Cru Café」とのセットは1580円、「Premier Cru Café」とのセットは1280円。タルトのほか、サンドイッチ(BLT、ハム&チーズ、各780円)とスープ(サンコーチョ=コロンビアン・ビーフスープ、1500円)もあります。

f:id:travelyokohama:20151211161015j:plain

f:id:travelyokohama:20151211161031j:plain
▲コーヒーは一杯一杯、ハンドドリップされます

 

f:id:travelyokohama:20151211161043j:plain
▲2階カフェスペースは全30席。光と緑があふれる空間デザインは、女性建築家・永山祐子さんが手がけました。二人掛けテーブルと大きなテーブルがあります。上画像の大テーブルには、コーヒーの木のほか、コーヒーが栽培される国の植物が植えてあるそう

 

f:id:travelyokohama:20151211160651j:plain
▲1階はタルトとコーヒーのテイクアウト販売、2階がカフェスペースになります

 

f:id:travelyokohama:20151211160710j:plain
▲1階の販売スペースのようす。コーヒーの香りを試して購入できます

 

f:id:travelyokohama:20151211161338j:plain
▲横浜元町店のコンセプトについて話す、川島良彰さん

 

f:id:travelyokohama:20151211162011j:plain
ロゴマークの変更についても発表されました。「『Grand Cru Café』が注目され、高いコーヒーを販売している会社、という印象がついてしまいました。新しいロゴマークとともに、すべてのグレード(最高峰の価格帯~リーズナブルな価格帯)で美味しいコーヒーを追求してまいります」(川島さん)

 

新しいロゴマークには「ケツァール」という鳥がデザインされています。世界一美しい鳥といわれ、この鳥の姿を見た人には幸福が訪れるという言い伝えがあり、美しい島にしか生息することができないとされています。

 

世界中にあるコーヒーを美味しくすること、そして農園で働く人々や環境を守り続けることが、美味しいコーヒーをつくり続けることに繋がると信じること、ワインのように明確な品質基準をつくり、コーヒーの未来を広げること──そう願う「ミカフェート」にマッチしているとのことで、採用されたそう。

 

横浜・元町から、新しいミカフェートが飛び立ちます。ここから発信される新しいカフェ文化「コーヒーとタルトとのマリアージュ」を愉しんでみては。

 

追記:2020年9月末をもって閉店されました 

■ミカフェート横浜元町店
住所:横浜市中区元町2-93 ZALETTA元町Ⅱ 1・2階
営業時間:平日10:00~18:00、土日祝9:00~19:00
定休日:月曜日(月曜祝日の場合は火曜休)

www.mi-cafeto.com