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横浜ウォッチャー

All About横浜 ガイド・タナベのブログ。横浜で見た・聞いた・食べたことをさくっと綴ります。

鹿児島の“うんまか。”を横浜のホテルのブッフェで堪能

おいしいもの

横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズでは、2月末まで「うんまか。鹿児島フェア」が開催中。ホテル内の各レストランで、鹿児島県産食材約50種類を使ったオリジナルメニューが提供されています。1月23日に、同ホテルロビーで「うんまか。鹿児島フェア」&「本物。鹿児島の逸品」メディアレセプションが行われましたので、そのようすを紹介します。

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▲神奈川県のキャラクター・かながわキンタロウとかごしまPRキャラクターのぐりぶー

 

大島紬と鹿児島の食」をテーマにしたトークショーでは、鹿児島県知事の伊藤祐一郎さん、神奈川県知事の黒岩祐治さん、そして神奈川県民でありながら、鹿児島の逸品・大島紬大使をつとめる宮崎緑さんが登壇。大島紬の魅力と鹿児島の豊富な食材について紹介しながら、両県の共通点や魅力を語りました。

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▲左から神奈川県 黒岩知事、宮崎緑さん、鹿児島県 伊藤知事

 

鹿児島、神奈川両県の交流のきっかけについて

宮崎さん「鹿児島・神奈川両県には800年前から縁(えにし)があるのをご存知でしょうか。薩摩藩主・島津家初代忠久公は、源頼朝公の隠し子だという説があります。頼朝の寵愛をうけて身ごもった丹後局北条政子の逆鱗にふれ、西へ西へと逃げのびたのですが、大阪の住吉大社で忠久を出産。その時に、雨が降って産湯の代わりになったということから鹿児島では『島津雨』、祝い事に雨が降ると縁起がいいという言い伝えがあります。

 

一方、鎌倉にも雨が降ると縁起がいいという言い伝えがあります。『吾妻鏡』にしばしば出てくるんですが、大切な時に雨が降るのを『結縁(けちえん)』といい、とても喜ばしいことでした。このように両県には、共通点、つながりがあるんですね。伊藤知事、鹿児島と神奈川とがつながることに何を期待されていますか?」

 

伊藤知事鹿児島県と神奈川県との交流は3年ほど前にはじまりました。京セラを設立した稲盛和夫さんが鹿児島出身ということで、稲盛財団が運営する『京都賞』で黒岩知事と出会ったことがきっかけです。黒岩知事のお父さまが鹿児島県出身とお聞きし、では、神奈川・鹿児島両県がつながることを企画しましょうということで、おととしは神奈川県内で鹿児島フェアを、昨年は鹿児島県内で神奈川フェアを行いました。

 

今年は、横浜ベイシェラトンさんで鹿児島の豊富な食材をPRする「うんまか。鹿児島フェア」を開催していただきます。鹿児島は離島を含めて南北600kmの長さがあるのですが、さまざまな農産物があります。今回は、その中でも一番よい食材をお届けいたしまして、すばらしい料理にしていただきましたので、ぜひご賞味ください。

 

また、あと2年で明治維新150周年を迎えます。ご存知の通り、明治維新といえば、鹿児島県もその舞台のひとつとして取り上げられる機会も増えてまいります。また、生麦事件薩摩藩士が起こすわけですけれど、そこから明治維新に向けて動き出す、というということで、浅からぬご縁を感じております。皆さま方のメディアを通じて鹿児島をPRしていけたらと思いますので、よろしくお願いいたします」

 

黒岩知事「伊藤知事もおっしゃった通り、私の父が鹿児島出身でして、鹿児島弁が流れる家庭で育ちました。父は自分が“薩摩隼人”であるということを、たいへん誇りに思っていたわけです。私自身は神戸で生まれ育ったのですが、父は『お前も薩摩隼人だ』というわけです。じゃあ、薩摩隼人って何なんだと聞くと、薩摩隼人は今の日本の土台をつくった、と。公(こう)と私(し)があるならば、薩摩隼人は“公”のために生きるものなのだと。私を捨てて公=パブリックに生きる、それが薩摩隼人なんだと」

 

宮崎さん「まさに今の黒岩知事の姿じゃないですか!」

 

黒岩知事「いやはや(笑)。小さいころからそう言われて育ったので、今、こういう仕事をしているのかなとも思います。おととしは鹿児島県の皆さまに来ていただき、昨年は、私どもが鹿児島県にまいりました。その交流の中で、桜島の火山対策について伺いました。神奈川県にも箱根という活火山のエリアがあるわけですが、年に2000万人の観光客が訪れる一大観光地ですから、箱根が噴火する、なんていうことは口にすることがはばかられたわけです。

 

しかし、最悪の事態を想定して対策しなければいけないだろうということで、桜島の火山対策を学んできて、実践を積んできました。避難マニュアルも作って、情報伝達ルートも確立して、それが終わったのが4月末のことですよ。で、5月に噴火警戒レベルが2になり、3に上がり……。鹿児島県で学んだ火山対策が現場で活かされ、たいへんスムーズに対応できた、というわけです。伊藤知事、ありがとうございました」

 

宮崎さん「人材、文化、経済交流だけでなく、災害対策まで……! たいへんすばらしいことですね。互いの持っているものを、それぞれの場所で活かす。度量の深さ、というものも両県に共通していることなのかもしれませんね」

 

鹿児島の逸品・大島紬の魅力とは

宮崎さん「では、私が大使をつとめている大島紬についてお話をすすめてまいります。伊藤知事は、議会の初日や所信表明、お正月など大切な日に大島紬を着用されていますね。着心地はいかがでしょうか」

 

黒岩知事大島紬はさらっとしていて、着心地がいいんですよね。振り返ってみると、子どものころ、正月に大島紬を着ていたんですね。そんなことを思い出しました」

 

伊藤知事大島紬を着ていると、上品に見えるでしょ?」

 

宮崎さん大島紬のよいところは、丈夫なので、親から子へ、子から孫へと受け継いでいけるところですね。最近では、和装だけでなく、洋装にも大島紬が使われていて、私も勝負ジャケットは大島紬で作っています。神奈川は世界に向けての窓口ですし、鹿児島も時代を作ってきたわけですから、伝統を大切にすると同時に、上手く時代にマッチする文化を作っていく県なのだろうと思います」

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大島紬で作られたドレスを着用したモデルさんが登場

 

伊藤知事大島紬で洋装もいいですね。全盛期には500億円ともいわれた大島紬の出荷額ですが、現在は15億ほどに減少しています。若い方々にも大島紬をどんどん着ていただけるとうれしいですね」

 

黒岩知事「男性用のジャケットもあるんですか?」

 

宮崎さん「はい、大島紬の生地でジャケットも作れます。シャツもコートもあります。ネクタイはポピュラーですね」

 

伊藤知事「宮崎さんのお着物の柄、とってもすばらしいですね」

 

宮崎さん「はい、南の島の植物が描かれています。大島紬というのは、1本の糸を染めるんですね。そして、縦と横の糸が組み合わさると、複雑な柄が出てくるんです。染めたり洗ったり、何百もの工程を経てできあがります。すばらしい技術、芸術だと思っています」

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南北に長い鹿児島県は食材が豊富

宮崎さん「続いて、鹿児島の食についてお話をすすめてまいりましょう。鹿児島は、黒豚、黒牛、クロマグロ、黒酢、黒砂糖、など、“黒”がキーワードですよね」

 

黒岩知事「私も“黒”岩ですし」

 

伊藤知事「そうですね(笑)。黒岩は鹿児島県に多い苗字です」

 

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▲薩摩大使をつとめるアイドルグループ「AKB48」の柏木由紀さんが「黒由紀姫」のキャラクターとなり、「鹿児島は黒」キャンペーンを展開

 

伊藤知事「その黒豚についてですが、さまざまな改良が行われています。現在出荷されている黒豚は第3系統なんですが、もうすぐ第4系統が出荷される予定です。より甘くなり、より食べやすく、より味が優れたものとなっています。“鹿児島の第4系統の黒豚を食べなくっちゃ豚を食べたとはいえない”という時代が来る、と私は思っています」

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▲かごしま黒豚カツカレー(オールデイブッフェ「コンパス」)※1月末までのメニュー

 

黒岩知事「豚肉は神奈川県と競合するんですね。やまゆりポークや高座豚など、さまざな銘柄豚があります。先ほど、ブッフェで出されている黒豚のカツがのったカレーを試食させてもらいましたが、非常に美味しいですね。そして、大根。鹿児島には桜島大根がありますが、神奈川にも三浦大根があります。いろいろなところで、ライバル、せめぎあっていますね。また、鶏飯(けいはん)ですか、これも非常に美味しいですね。あっさりしていて」

 

宮崎さん「鶏飯は奄美の郷土料理で、薩摩藩の役人をもてなすために作られたそうですよ」

 

伊藤知事「お茶漬けみたいでして、二日酔いの時にもいいんですね」

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▲鹿児島 奄美群島 郷土料理 鶏飯(オールデイブッフェ「コンパス」)

 

宮崎さん「お料理のお話がいろいろと出ましたが、ここでホテルのお料理をつくっていらっしゃる赤見洋食総料理長にご登場いただきます」

 

 うんまか。鹿児島フェアの料理について

赤見料理長「私どものホテルは28階までございまして、28階鉄板焼き『さがみ』では、鹿児島黒牛のメニューをお出ししております。黒岩知事のお話に出ました黒豚のカツカレーは2階のオールデイブッフェ『コンパス』で1月末まで登場します。はじめは揚げやすいように薄くカットしようかと思いましたが、それでは美味しさが伝わらないということで厚めにカットしてあります。2月は黒豚ステーキに変わります。

 

今回の『うんまか。鹿児島フェア』を開催するに当たって、鹿児島に行って、いろいろな食材を食べさせていただきましたが、すばらしいですね。初めて出会ったのが、生で食べられる青梗菜。非常に美味しいです。そして、水菜、横浜にもありますが、小松菜。小松菜も生で食べられるように作っている、と聞きました。

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鹿児島県産 小松菜とイカの炒め(オールデイブッフェ「コンパス」)

 

すばらしい鹿児島の食材を使ったメニューを2月末までご提供いたします。ぜひ味わっていただき、『うんまか~。』と言っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします」

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▲赤見洋食総料理長が鹿児島産食材の魅力を語りました

 

黒岩知事「マグロと金柑の前菜をいただきましたが、非常に美味しかったですね。香りが広がって」

 

赤見料理長「鹿児島の金柑は、大きくて、皮が薄くて、生でも美味しいです。ブッフェでは、コンポートにしたり、デザートに使ったりしています」

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鹿児島県キハダマグロエスカベッシュ JA南さつま 金柑のコンポート添え(オールデイブッフェ「コンパス」)※1月末までのメニュー

 

伊藤知事「紫芋のポタージュスープ、これは鹿児島でも味わったことがありません。すばらしい料理ですね」

 

赤見料理長「ありがとうございます。紫芋はどう料理すれば、とお聞きしたら、まず焼いてくださいということで、焼き芋にしてスープにしてあります。ほかにはデザートにも使っています。鹿児島の食材をふんだんに使ったフェアは2月末までですので、ぜひ味わってください」

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▲さつまいもと紫芋のモンブランなどデザートも豊富(オールデイブッフェ「コンパス」)

 

というわけで、横浜ベイシェラトンでは、鹿児島県食材の魅力が満載の「うんまか。鹿児島フェア」が2月29日まで開催されています。鹿児島の豊富な食材をぜひ味わってみてください。

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▲もちろん、薩摩揚げも絶品!(オールデイブッフェ「コンパス」)

 

■うんまか。鹿児島フェア
期間:2016年1月4日(月)~2月29日(月)
場所:2階オールデイブッフェ「コンパス」、28階鉄板焼「さがみ」、28階スカイラウンジ「ベイ・ビュー」、3階中国料理「彩龍」、3階バー「ベイ・ウエスト」、2階ロビーラウンジ「シーウインド」、B1階ペストリーショップ「ドーレ」

www.yokohamabay-sheraton.co.jp