横浜ウォッチャー

All About横浜 ガイド・タナベのブログ。横浜で見た・聞いた・食べたことをさくっと綴ります。

横浜駅のお隣・反町駅近、ふぐ料理が看板のミシュラン一つ星店「うえ村」へ

東急東横線横浜駅のひとつ隣の駅ながら、観光地の雰囲気はない・反町(たんまち)駅。そんな反町駅から徒歩約1~2分の静かな通りに、ふぐ料理でミシュラン一つ星を獲得している「うえ村」さんがあります。先日、縁あってお料理をいただきました。

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▲のれんの文字は「うえお」ではなく「うえ村」。崩し字の「村」で、ご主人のお父さまが書かれたのだとか

 

看板メニューのふぐ料理は、9月1日~4月29日まで。そのほか、季節料理として、5月~10月中旬まで鱧(ハモ)の料理、三浦の朝どり野菜を使った料理を提供しています。

 

この日は、季節の一品料理をいろいろといただきました。

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▲お造りいろいろ。特に、貝の美味しさにビックリ

 

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▲あさりの酒蒸し。身はふっくら。つゆまで飲み干しちゃいました!

 

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▲天然鮎塩焼き、風干し。和歌山・日置川でとれた鮎で、骨ごと食べられるよう、調理してあります。鮎の下にあるのは、自家製貝ひも。これがまた、うまい!

 

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▲ふぐ唐揚げ。骨付きの大きな身を、外はカリっと、中はふわっと揚げてあります。いろいろな部位があり、それぞれ特徴があります。手前の黒い皮が付いている部分は「くちばし」で、「コラーゲンがたっぷり」と聞き、まっ先に手を伸ばしていただきました!(笑)

 

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▲玉子雑炊。この日は天然糸もずく入り。いろいろな素材が混ざり合った出汁で作られた雑炊、他では味わったことがない美味しさでした

 

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▲デザートは、桃のシャーベット。小桃を漬けたシロップをシャーベットにしたんですって

 

このほか、大根の煮物や大根のサラダなどの野菜料理もいただきましたが、撮るのを忘れてしまいました……。それぞれ、出汁や自家製ドレッシング、手作業で作られたポン酢などで素材の美味しさが引き出されていて、2013年から連続で、ミシュラン一つ星に輝き続けていることに納得。

 

フグやハモのコースはもちろん1~2万円と気張って訪れる価格ですが、今回のような季節料理は一皿1000円以下のものも多数。カウンター(6席)があるので、マンガ「ワカコ酒」(←ご存知でしょうか)のワカコのように「仕事帰りに、おつまみでちょっと一杯」と、女性ひとりでも気軽に立ち寄れる雰囲気です。(この日は女性同士のお客さまもいらっしゃいました)テーブルは2卓、個室(4~6名)と小さなお店なので、グループで訪れる際は、事前に確認、予約されることをおすすめします。

 

こちらのフグ刺しは厚引きだそうなので、フグを食べに再訪したいですね。ご主人はミシュラン2つ星のお店で修業し、26歳で同店をオープン。もう20年になるそうです。隠れた名店、とは「うえ村」さんのようなお店のことだなぁ、としみじみ感じました。思いがけなくすばらしいお店にご案内くださり、ありがとうございました。

 

■うえ村
住所:横浜市神奈川区上反町1-10-14
アクセス:東急東横線 反町駅から徒歩約2分
営業時間:17:30~23:00、土17:30~22:00
定休日:日曜日、祝日 ※ふぐの季節は営業することもあり
電話:045-311-8814

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