横浜ウォッチャー

All About横浜 ガイド・タナベのブログ。横浜で見た・聞いた・食べたことをさくっと綴ります。

横浜のご当地ラーメン「横浜家系ラーメン」がカップ麺に!

横浜のご当地ラーメンといえば「家系(いえけい)ラーメン」ですよね! カップヌードルでおなじみの日清食品から「麺ニッポン 横浜家系ラーメン」(カップ麺)が9月7日から全国発売になります。

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「麺ニッポン」シリーズは、日清食品が全国のご当地ラーメンを、ご当地の団体や企業とタイアップして、カップ麺として作りあげた地域密着型商品。これまでに「八王子ラーメン」「信州味噌ラーメン」「近江ちゃんぽん」が発売されています。

 

その第4弾が、横浜のNo.1情報誌「横浜ウォーカー」とタイアップした「麺ニッポン 横浜家系ラーメン」。横浜ウォーカーが定めた3つの定義(鶏油<チーユ>の効いた豚骨しょうゆスープ、中太ストレート麺、3枚の大きな海苔)に基づいて、作りあげられたとのことです。

 

8月27日、みなとみらいのカップヌードルミュージアムで記者発表会と試食会が行われました。

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▲商品を前にPRする、チキンラーメンひよこちゃんカップヌードルくん

 

■地域と密着した、本格ご当地カップ麺のブランド“麺ニッポン”

発表会冒頭では、日清食品・中田圭二取締役営業本部長が、次のようにあいさつ。

「近年は、地方創生、ふるさと納税ゆるキャラグランプリ、食の分野においては、B級グルメ、B1グランプリなど、地方からの情報発信が活発化しています。“ご当地”にスポットを当て、地域密着・本格ご当地カップ麺のブランド“麺ニッポン”を立ち上げました。

 

すでに3種類発売しており、それぞれのエリアの企業・団体と協働して取り組む商品として、強力なバックアップをいただいております。今回は、横浜市とプロモーション協定を結び、日清食品グループ全体で協力を深めてまいります。また、開発に当たっては、情報誌・横浜ウォーカーとともに作りあげた“作品”です。9月7日から全国発売いたしますので、この作品をヒット商品に育てていただければ、と思います」

 

■地域とともに、活性化へつながるご当地カップ麺の開発を

続いて、日清食品マーケティング部・坂井達也ブランドマネージャーが商品について説明しました。

「これまでのご当地カップ麺といえば、その土地で流行っている味を模した、メーカー発の商品が多かったと思います。今回の“麺ニッポン”ブランドは、ご当地の企業・団体と一緒になって、ご当地ラーメンの情報を発信し、地方の活性化につなげていきたい、という志を持った商品です。

 

家系ラーメンのはじまりは、新しいものに寛容な開港の地・横浜で、関東のしょう油ラーメンと九州の豚骨ラーメンをアレンジし、作りあげたものと言われています。1970年代に登場し、40年も愛されているご当地ラーメン。現在は横浜市内に200~250店舗、全国にも1000店舗ほどあるとされており、全国的にも広がっているようです。

 

横浜は、都内はもちろん、北陸新幹線の開通でそのエリアからの観光客が増加していると聞いています。また、新横浜ラーメン博物館には、外国人観光客が多く訪れており、『ラーメンを食べる』ことが観光の目的になってきているようにも感じます。リピーターを増やすために、横浜家系ラーメンの食べ歩きも選択肢のひとつにしてもらえれば、と。今回『麺ニッポン 横浜家系ラーメン』を発売することで、国際都市・横浜の魅力を海外に発信していきたい、インバウンド事業にもつなげていければ、と思っております。

 

今回のカップ麺の開発にあたり、地元情報誌・横浜ウォーカーさんと横浜家系ラーメンの3つの定義を定めました。それが、“鶏油(チーユ)の効いた豚骨しょうゆスープ” ”中太ストレート麺” ”3枚の大きな海苔” です。私も実際に何軒も食べ歩きましたが、そういうラーメンがほとんどでした。

 

『麺ニッポン 横浜家系ラーメン』では、麺はスープをしっかりからむ中太麺ということで、ノンフライ麺を使用しています。スープは、まろやかな豚骨しょう油スープ、具材は、大きな海苔が3枚、チャーシュー、ホウレンソウ、ネギです。

 

今後のプロモーションとしては、横浜ウォーカー東京ウォーカー紙面で、横浜家系ラーメンのルーツを探る特集ページを、インターネットのウォーカープラスでの情報発信を予定しております。横浜市のほうとは、さまざまなイベントでのサンプリングなどを企画してまいります。9月7日から全国発売となりますので、よろしくお願いいたします」

 

■横浜の家系ラーメンを全国、世界へPRし、横浜に来ていただきたい

横浜市の中山こずゑ文化観光局長は、日清食品とのプロモーション協定について、次のように述べました。

「今回、日清食品ホールディングさんからのお声掛けで、都市ブランドの強化、観光誘客につながるプロモーション協定を結びました。強力なブランドを持つ企業さんと協定が結べたこと、また、横浜家系ラーメンに注目していただいたことに、たいへん感謝しております。

 

また、今日の発表会会場となったカップヌードルミュージアムさんは、横浜でもたいへん人気の観光地となっております。マイカップヌードルの透明の袋を持った観光客をたいへん多く見かけます。

 

横浜市は『あうたびに、あたらしい Find your YOKOHAMA』をブランドスローガンとして掲げております。これまでは、ラーメンフリークしか知らなかった横浜の家系ラーメンを、全国、世界の方々に知っていただけるチャンスです。横浜家系ラーメン、カップヌードルミュージアムがある“食”のヨコハマ、そして観光誘客のヨコハマをPRしてまいります」

 

カップ麺の裏ぶたから、ムーブメントが起きる!?

最後に、カップヌードルミュージアム 筒井之隆館長が次のようにあいさつ。

「今日はとてもうれしいです。カップヌードルミュージアム日清食品の発表会を行うのは初めてなんです。しかも、地元横浜の家系ラーメンを紹介できるということ、合わせて、横浜市とプロモーション協定を結べたこともたいへんうれしく思っております。

 

カップヌードルミュージアムは、東日本大震災の年・2011年にオープンし、もうすぐ丸4年を迎えます。それを目前にしたこの8月、おかげさまで来館者数400万人を迎えることができました。平均して毎年100万人の方に来館いただいたことになります。

 

毎年100万人という数字は、“すごい数字だな”と自画自賛しておりますが、継続する、ということが一番大事なんですね。企業ミュージアムというのは、初年度は来館者が多く、年々落ち込んでいって、それをまた増やすのがたいへんなのです。400万人を達成し、これからがたいへんだなと思っていたところに、プロモーション協定の締結といううれしい発表ができ、たいへん力になります。

 

ミュージアムにとって大事なのは『来館者ニーズに合わせて、新しい企画をどんどん発表していくこと』です。横浜市の『あうたびに、あたらしい』というキャッチフレーズを伺って、私どものキャッチフレーズを思いつきました。『くるたびに、あたらしい』と、そういうミュージアムをめざしたいなと。

 

もうひとつ大事なのは、ミュージアムの集客というのは、単体では難しいということで、みなとみらいとの周辺施設とのコラボレーションはずっと継続して行ってきました。今回の協定で、横浜市との協力体制が組めるということで、横浜市に貢献できるような、横浜市と力を合わせて発展できるようなミュージアムにしたいと思います。

 

それから、もうすぐ発売開始される『麺ニッポン 横浜家系ラーメン』ですが、ふた裏にカップヌードルミュージアムの入館割引クーポンが表示されるアドレスが記載されています。全国発売ということで、全国のラーメンファンがその割引クーポンを持って、カップヌードルミュージアムに来ていただいたり、横浜で家系ラーメンを食べ歩いていただいたりというようなムーブメントが起こることも期待しております」

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▲左から、中山文化観光局長、中田取締役営業本部長、坂井ブランドマネージャー、筒井館長

 

 ■横浜の家系ラーメンの「いいとこ取り」なカップ

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「麺ニッポン 横浜家系ラーメン」を試食させてもらいました。中太ストレート麺を再現したということで、カップヌードルの3分よりも長い、「熱湯5分」となっています。

 

まずはスープを。マイルドな豚骨しょう油味。鶏油は少な目で、直系というよりも、壱系な感じがしました。

 

続いて麺を。もっちり、つるつるとした食感です。どちらかといえば、直系でしょうか。

 

トッピングの海苔は、麺に巻いていただきましたが、自宅だったら、ご飯と一緒に食べるでしょう!(笑)

 

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▲完食! ごちそうさまでした! カップの青色は、横浜をイメージしていることと、家系ラーメンでよくみられる、薄青色の丼をイメージしたものだそう

 

横浜家系ラーメン、再現性が高いと思いました! 9月7日から全国発売開始になりますので、見かけたら食べてみてくださいね。

 

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