横浜ウォッチャー

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横浜マラソン2016、3月13日に開催決定。気になるコースは……?

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2万5千人のランナーが、再び横浜を駆け抜ける! 7月6日、横浜マラソン2016発表記者会見がヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルで行われました。横浜マラソン組織委員会の山口宏会長、大会プロデューサー坂本雄次さん、ゲストとして前回大会に出走した、石原良純さん、鶴見辰吾さん、田村亮さん、福島和可菜さん、車いすのアスリートでパラリンピックゴールドメダリストの土田和歌子さんが登壇。

山口宏会長が開口一番、「報道にありました距離不足の件につきまして、皆さまにはご心配、ご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪を述べられました。

前回大会とほぼ同じ、首都高速を含むコースが発表されました。前回大会では、距離が不足していたことから、大会終了後に日本陸上競技連盟の公認コースとならなかったことが判明しましたが、距離の不足分は折り返し地点を伸ばすことで補われます。

が、「当面は、運営上の理由により、日本陸上競技連盟の公認コースとして申請しない」とのこと。そして「第1回大会と同様、『する、観る、支える』をテーマに、すべての方が楽しめる市民マラソンとして愛される大会になるよう、一丸となって作りあげていきたい」と、坂本プロデューサー。そして、前回同様、18ヵ所の給水所で応援パフォーマンスとラッキー給食が行われることも発表されました。

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▲横浜マラソン2016発表記者会見パネル(コースは変更になる場合があります)

 

前回大会に出場したゲストの皆さんが一言ずつ感想を述べました。

 

石原良純さん「横浜マラソンでは、3時間56分2秒といういいタイムが出まして、芸能人ランナーで注目を浴びるかな~と思っていたんですが、“とんでもなく速いおじさん”が隣りにいましてね、私の記録は台無しですよ(笑)。それはさておき、神奈川県民のひとりとして、よく知っている横浜の街を走れたのはたいへん貴重な体験でした。横浜マラソン2016も大成功となりますよう、期待しています。目標としては、4時間を切りたいですね」

 

鶴見辰吾さん「持ちタイム3時間12分58秒、“とんでもなく速いおじさん”ですみません(笑)。まさか50歳を迎え、マラソンを走るおじさんになっているとは思いませんでした。横浜に住んで18年、横浜に住んでいなければ、自転車競技もマラソンもしていなかったと思います。自転車のおかげで、多少、心肺機能がほかのおじさんよりも高かったのでしょう。目標よりもいいタイムを出すことができて、幸せな初マラソンでした。横浜マラソン2016も、ブラッシュアップしていい大会になることと思います。横浜マラソン2016では3時間を切ることを目標に、横浜のすばらしさをアピールしたいです」

 

田村亮さん「4年前からNHK『ラン×スマ』という番組をきっかけにランニングを始めたのですが、ハーフ、30kmと徐々に距離を伸ばしていって、横浜マラソン2015が初フルマラソンでした。『この沿道は応援が少ないだろうな~』と思っていたところにも応援の方が埋まっていて、とてもいい大会だな、と思いました。そして、一生懸命走られた方にとっては残念だったかもしれませんが……、ボクにとっては『初フルマラソン、少し距離が短かった』という、芸人としてはオイシイ感じで感謝しております。横浜マラソン2016に出られることがあれば、前回は途中ストップしてしまったので、ストップすることなく、4時間台での完走をめざしたいです」

 

福島和可菜さん「走るの大好き、福島和可菜です。2015年はすでにロードやトレイルなど13大会に出場しています。横浜マラソン2015では、すべてのラッキー給食を食べました(笑)。バラエティ豊かで、おなかいっぱいでゴールすることができました。沿道の応援パフォーマンスもあり、首都高速道路も走れて、完走メダルも豪華で、完走Tシャツもオシャレで、全体としてすばらしい大会だったと思います。次回はタイムを狙うならば、3時間を切りたいですね」

 

土田和歌子さん「前回大会では、車いすランナーとしてではなく、横浜マラソンEXPOでトークショーをさせてもらいました。横浜マラソン2015では、車いすのフルマラソンは出場者が少ないため、2km、10kmの車いすコースが設定されました。2kmには普段用の車いすで出場された方が多く、とてもうれしかったです。競技用の車いすでなければ出られない大会も多いのですが、2kmのほうは車いすの仕様に制限がありません。横浜マラソン2016も参加者が増えるよう、PRしていきたいです」

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市民ランナーを代表し、ゲストの皆さんが質問をぶつけました。

 

石原さん「次回は、距離は大丈夫なんでしょうか?」

坂本さん「はい、まずはランナーの皆さまには、ご迷惑、ご心配をおかけし、お詫び申し上げます。横浜マラソン2015では、マラソン当日、日本陸上競技連盟による計測が行われました。その結果、フルマラソンでは186.2m、10kmでは94.1mの距離不足が当日判明しました。通常は、公認を取得するためには、事前に、最短距離のルートで距離計測が行われるのですが、横浜マラソン2015では、高速道路を使用する関係で事前に計測できない部分があったため、大会当日に計測を行ったという経緯があります。

計測に誤差があると認識しながら、開催要項に『公認申請予定コース』と記載し、誤解を与える表現となってしまったこと、また、誤差があったことについて発表が遅れたことについて、組織委員会として大いに反省し、お詫び申し上げます。

 

横浜マラソン2016では、フルマラソン、10kmともに折り返しポイントをずらして、距離の不足を補正します」

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石原さん「次回大会の距離は大丈夫のようですが……、前回大会でフルマラソンを3時間56分2秒で走った、と言ってもいいのでしょうか?」

坂本さん「はい、ご自身の記録ですから、言っていいと思います。日本陸連の誤差の許容値は、42.195kmのプラス0.1%なんです。そのため、公認コースにはならなかったのですが……、日本には全国で1900ぐらいのフルマラソン大会があります。その中の約300が公認大会となっています。それ以外の約100の大会が公認大会ではないけれど公認コースになっています。

横浜マラソンは『する、観る、支える』をテーマに、横浜の街を知ってもらう、楽しんで走ってもらうための市民大会としてスタートしておりますので、競技として記録を出してもらうことは基本的に考えておりませんでした。

ただ、マラソンを走ってもらうのですから、限りなく42.195kmに近いコースで走ってもらいたいということで、公認コースの申請を行いました」

石原さん「横浜マラソン2016は公認コースになるんですか?」

坂本さん「いえ、公認コースの申請は行いません。もちろん、距離の不足がわかりましたから、修正はいたします。第1回大会を開催し、改善しなければならないこともたくさんありますから、当面は公認コースとせず、市民マラソン大会として開催していく方針です」

石原さん「公認コースでなくなるということは、外国からの招待選手はいなくなるんでしょうか」

坂本さん「いえ、できればお招きしたいと思っています。そして、何らかの形で横浜市民や子どもたちと触れ合ってもらえれば、と考えています」

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福島さん「あの~、前回、走りたかったけど、落選しちゃった~という方が多かったのですが、募集人数を増やす、という予定はありませんか?」

坂本さん「いえ、前回と同じです。大会が無事に、安全に終えられるように、というのが一番大切なことです。会場に集まっていただく過程で事故が起きることも考えられますので、2万5千人という人数をやみくもに増やす、ということは考えておりません」

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横浜マラソン2016の日程は、2016年3月13日(日)、ランナー募集は2015年9月1日から受付開始になります。くわしくは、公式サイトをチェックしてください。

www.yokohamamarathon.jp

 

▼横浜マラソン2015の記録はこちら

travelyokohama.jp